アヒルと鴨のコインロッカー
昨日の朝、モンテ・クリスト伯(5)を読み終わってしまい、
帰りの電車で読む本がなくなってしまったので、
会社の小さい図書スペースにあった「アヒルと鴨のコインロッカー」を
手に取りました。
ご存知かとは思いますが、これ、映画化されているんですよね。
先週末iTunesストアで日本映画を物色していて見つけました。
実は、濱田岳さんが結構好きで、お、と思って予告編(だけ)をチェック。
面白そうかも、って思ってたんです。
そしたら、今まで気にも留めなかったけれど、原作があったので、
迷わず手に取りました。
・・・・。
うーん。今の私の精神状態では、正直この小説は怖くて、
おもしろいとはとても思えなかった。
レビューを読むと人気ですが、私は読み終わって、
最後を怖くしてくれなかった作者に感謝、って感じでした。
設定にも若干無理がある気がして、冷めた気持ちで読み進めてしまいました。
それに比べて、モンテ・クリスト伯。
って、比べること自体間違ってはいるんです。
なにせこちらは170年もの間のベストセラー。
いや、本当に読ませる。
生まれ変わっても、また読みたいです。
今朝も電車の中で泣いてしまった。
良書とは、あるときは心の畑を耕してくれ、心の糧となり、またある時は自分の進む道を照らしてくれる、最良の友だと小さい時から教わってきました。
今、海外に住んで13年、孤独から救ってくれるのはいつも本でした。
もちろん家族もいるけれど、それとはちょっと違うんだよね。
死ぬまでにあと何冊の良書と出会えるのでしょうか。
楽しみです。